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「ダンボールギター」誕生の理由

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保育園・幼稚園や小学校では、学習発表会や音楽会が開かれる季節。子どもたちががんばって歌ったり演奏したりしている姿に感動しちゃいますよね。
ところで、音楽の時間の演奏といえば、太鼓やカスタネット、木琴などの打楽器か、鍵盤ハーモニカやリコーダーがメイン。「弦楽器にふれる機会がないな〜」と、キッテオッテチームは少しさみしく思っていました。

“楽しく学べる”楽器。それがギター!

ギターのような弦楽器は、弦を押さえるだけで簡単に音を出せて、さらに音の出し方や構造がわかりやすいのが特長。例えばリコーダーだと、音程を決める要素が“押さえる穴の数”や“押さえる穴の組み合わせ”など、けっこう複雑(※)。でも、ギターは“弦を押さえる場所”=“弦の張り具合”で音程が決まることが、目で見て、手でさわって理解できる“楽しく学べる”楽器なんです。

※ちなみにリコーダーの音程は、押さえる穴(“音孔”、または“トーンホール”と呼びます)の大きさと位置、さらに管内の形状が密接に関わって作られます

音楽の時間に扱う楽器以外にも、いろいろな楽器にふれることは、幅広いジャンルの音楽を知るきっかけになったり、たくさんの楽器の音色を知り音楽を楽しむ視点が増えたりと、いいことづくめ。手先を細かく動かす練習や、リズム感を養うのにもうってつけですね。だからこそ、もっと多くの子どもたちに弦楽器にふれてみてほしい。弦楽器のおもしろさを体験してほしい!という思いから、新作アイテムとしてダンボールギターを作ることにしました。

キッテオッテのダンボールギターは、ドレミの音階を弾けるだけでなく、どこを押さえるとどの音程になるのかが一目でわかる“ドレミシート”付き。家族の人にギター経験がなくても大丈夫です。弦は輪ゴムなので、マンション住まいの方でもご近所さんへの音漏れを心配する必要はありませんよ

「子どもがおためしでギターをさわってみるのに、工作もいいかも」と思った方は、シートをダウンロード!実際にダンボールギターを作ってみていただけるとうれしいです。

キッテオッテの数あるアイテムの中で、楽器を作ったのは今回がはじめて。ですが、これからもっと楽器アイテムを増やして、いつかは演奏会を開きたいな〜と思っています。「こんな手作り楽器があったら工作してみたい!」「演奏会にこんな楽器が登場したらおもしろそう」というコメントをお待ちしています!

おまけ〜ドレミで弾ける楽譜〜

ドレミを弾けるようになったら、今度は曲にも挑戦したくなりますよね。でも、わざわざ“ギター用”の楽譜を探す必要はありません!よく知っている曲でも、ギターで演奏すればちがった印象になりますよ。というわけで、下のボタンからはおなじみの曲の楽譜をいくつかご紹介。ギターでドレミを弾くのに慣れてきたら、ぜひ一曲演奏してみてください。(ダンボールギターだけでなく、本物のギターでも演奏できるようにTAB譜付きです!)

参考|リコーダーの音程はどうつくるのか|YAMAHA

この記事を書いた人

黒坂 謙太

まだ結婚も子育てもしていませんが、キッテオッテのメンバーに入ってから、親にちゃんと感謝するようになりました。