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「おうちで金魚すくい」ができるまで。

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さてみなさん。

オッテくんを取り囲んでいるこの子たち、何だかわかるでしょうか。

…、
 
そう、これすべて、金魚なんです!
正確には、「おうちで金魚すくい」が完成するまでに作られた金魚の試作品たち。なぜこれほど大量の金魚が作られることになったのか…。

きっかけはいまから約3カ月前、各地の夏祭り中止のニュースを受けて、キッテオッテにできることはないかと考えていたときのこと。

 

「『おうちで魚釣り』の型紙を使ったら、金魚すくいが作れるんちゃう?」

 

あるメンバーのかる〜い一言から、キッテオッテおさかな担当デザイナーはおそろしい“金魚沼”にはまっていったのでした…。

 

金魚って一体なに?

インターネットで金魚の特徴を調べはじめたところ、次から次に、色もカタチも大きさもバラバラの金魚がヒット!しかも、同じ種類でもヒレの数やカタチが違います。

金魚すくいでもよく見かける“和金”、背ビレがなく頭部にごつごつしたコブのようなものがある“ランチュウ”、丸いカラダから飛び出した目が特徴の“デメキン”など、100種類以上もの金魚がいると言われています。

動物や虫をお手本に工作をつくるとき、私たちはまずお手本をじっくり観察して、その特徴をもとにデザインしていきます。例えばペンギンならくちばしの色やカタチ、ならカラダの模様など。ところが金魚は、種類によって特徴がバラバラ。目は大きかったり小さかったり。ヒレも長かったり短かったり。

じゃあ金魚の「金魚っぽさ」ってどこからくるの?金魚って一体なに??

 

気づくとそこは“金魚沼”。

金魚について調べれば調べるほど、新たな模様、新たな種類の金魚が見つかり、デザイナーはいつの間にか“金魚沼”にハマっていました。この沼を抜け出すためにデザイナーがとった作戦は、とにかく数を作ってみること。いくつも作っていくうちに、ヒレの美しさとアタマのカタチが「金魚っぽさ」の決め手だと実感でき、その2点にこだわって改良を重ねました。

最初にお見せした大量の金魚たちは、こうして生み出されていったのです…。

最初に作ったのが中サイズ。並べてみると、作りはじめと完成形では別物のよう。

中サイズをベースに大サイズを作りました。途中でランチュウにもチャレンジ。あまりかわいくならなかったので、すぐに諦めました(笑)。

特にこだわった、アタマのカタチ。やや直角だったのが、完成形ではなだらかなカーブになっています。

たくさん作って屋台感を楽しんでもらえるように、小サイズはA4用紙1枚から4匹作れるようにサイズを微調整。実は赤と黒ではヒレのカタチが少し違うんですよ。

濃い影が水に揺れる、屋台の風景。

金魚を調べ尽くし、深い深い金魚沼から生還した担当デザイナーに、「これだけ作った中で、一番こだわったポイントは?」と聞くと、意外な答えが返ってきました。

 

それは、「金魚の影」。

 

お祭りの夜、屋台の明かりに照らされた金魚が泳ぐたびに、濃い影がゆらゆら揺れるのを見ているのが好きだったそう。その雰囲気が少しでも伝わったらと思い、撮影の際は透明のアクリル板を下に敷いて、影が出るようにしました。

撮影台と金魚の間にアクリル板を敷いています。金魚が泳いでいるように見えますか?

本物の屋台の雰囲気を味わえるのはもう少し先かもしれませんが、手作りの金魚すくいで遊んだことが、子どもたちの中でいつか楽しい思い出になったらうれしいな、と思うキッテオッテでした。